2023.7.24

iOSDC Japan 2023 でカスタムApp移行について講演します

今年も9月にiOSアプリ開発社のための祭典 iOSDC Japan 2023 が開催されます。昨年に続き形式はオンライン・オフラインの同時開催で、9月1日(金)〜3日(日)の3日間にわたり開催されます。

今年もまた登壇させて頂くことになりました。2020年から毎年講演させて頂いています。毎年6月頃にプロポーザルを提出するのですが、今年も採択頂きまして実に4年連続となりますね。運営の皆様、いつも採択頂きありがとうございます。

さて今年お話するテーマは今が旬の(?)カスタムApp化について。9月2日16:15から20分のトークを予定しています。昨年同様に今年も現地登壇です。

 

従来は、業務用の非公開アプリといえばADEPのInHouse配布一択だった(と思われていたというのが正しい)のですが、今、その状況が変わる過渡期にあります。2019,20年頃にはADEPの新規契約は事実上停止され、2022年には更新の審査が始まってrejectされるケースも出始めました。


(ADEPの画面。期限が切れるまでに継続を申し出てAppleの審査に合格しなければならない)

ADEPの InHouse 配布は徐々に外堀を埋められてきています。2023年にも少し動きがあり、このままADEPを使い続けるのが果たして健全なのか?と全ての InHouse 配布利用企業が問うても良いぐらいの状況になってるように感じます。

なるべく早くカスタムAppに移行するほうが良いのでは…が個人的な見解です。今回は無事にADEP更新ができたけど来年は怖いので…と既に動きだしている企業もありますね。

そうした状況をふまえ、今回のトークでは2023年に弊社が観測できたADEPの動きを紹介し、カスタムAppに移行していく際のベストプラクティス、メリット・デメリット、ハマりどころ、余り知られていない別の移行先についてご紹介する予定です。


(トーク用資料から。ADEPという「楽園」から出ていくことが神たるAppleの思し召し…という状況と言えなくもない)

ホントは20分では話しきれない程の内容があるのですが、今 InHouse 配布しているアプリに関わっておられるエンジニアの方に概要だけでも知って頂きたいと思ってます。少しでも多くの InHouse アプリが時間的&気持ち的な余裕をもって将来に備える一助となれれば良いかなと。

 

ということで、iOSDC Japan 2023 でのトークのお知らせでした。公式サイトには既にタイムテーブルも公開されていて、どんなトークがあるのかを見ることができます。非常に興味深いテーマばかりですので、有償イベントにはなりますが是非参加を検討してみて下さい。

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