2024.1.8
2023年に最も読まれた投稿と2024年のサイト方針
昨年(2023年)は、2022年と同様にほぼほぼ隔週ペースで投稿を行い、合計で27投稿でした。サイト全体では投稿数が約130程になっています。
昨年も嬉しい言葉を頂くことができました。以下はその一例。
この件についてしっかり解説している記事は、初めて読んだかも。 > ADEP(Apple Developer Enterprise Program)はもう取得することができないと諦めたほうが良い理由 https://t.co/bhFJREN6j3
— 古場 正行 (@masayuki_koba) February 17, 2023
詳細を深掘りし、一次情報の確認と技術的な裏付けを取ることを投稿方針としていますが、その点が評価されているのはありがたいことですね。相変わらずネット上の業務用iOS情報は少ないままですので、本年も関連トピックを発信していく予定です。
2023年で最も読まれた投稿10選と振り返り
1年間の投稿毎PVに基づいてTOP10を作成してみました。以下の通りとなります。
- (1) iPhoneやiPadのUDIDを調べる方法 全10種 (2022.6.13)
- (2) ipaファイルをiOS端末にインストールする方法 全8種 (2023.2.6)
- (3) 業務用アプリの配布方法 全7種類一覧 (2022.3.7)
- (4) 複数の端末に同じAppleIDを使ってアプリをインストールすることの是非 (2022.10.31)
- (5) カスタムApp(CustomApp)とは何か(1) 〜非公開アプリをリリースする唯一の方法〜 (2021.3.8)
- (6) iOSを監視モードにする方法 〜保存版 : Apple Configurator2編〜 (2021.1.4)
- (7) ADEPはもう取得することができないと諦めたほうが良い理由 (2020.6.19)
- (8) ADEPとは何か (2019.11.28)
- (9) 非表示App(Unlisted App)とは何か (2022.2.7)
- (10) iOSの監視モードとは何か (2020.11.23)
やはりADEPやカスタムAppの関連投稿のPVが多め。ADEP→ADP移行が進んでいるのかも知れないと推測されるランキングとなりました。全○種といったリファレンス系のアクセスは底堅いですね。
2023年、大きなトピックはADEP契約更新不可となった時のアプリ挙動に変化があったことでした。
この挙動については以下の投稿で紹介しました。
iOSDC Japan 2023 でも発表させて頂きました。
また本サイトでの情報発信を継続する中で、上場企業様を中心にご支援の活動が増えたのも本年の大きな動きでした。サービスページの内容以外に、社内アプリ開発ルールづくりのご支援も多数させて頂きました。
昨年後半に数が多くて対応しきれず新規受付を停止していましたが、本年からまた再開する予定です。
2024年の新しい方針
コンテンツの量が増えてきたこともあり本サイトのリニューアルを考えています。今風のテイストに変えるとともに、検索機能を搭載する等して目的の情報に到達しやすいようにする予定です。
コンテンツも充実させて、内容をより広くより深くしていきたいと考えています。これに先立ちまして昨年の投稿で書いていた通り、知りたい内容をリクエストできるフォームを試験的に用意していますので、ご希望あればお知らせ下さい。
さらに英語圏向けの情報発信も始めます。2023年中を予定していましたが、結局取り組めずでした。2024年こそはということで、年始早々に1つ投稿しています。年内に数件を投稿予定です。
以上、2023年の振り返りと2024年の方針解説でした。
相変わらず、業務用iOSアプリについての発信媒体は他に余りない状況が続いています。MDMベンダー企業やSIer企業、あるいは開発会社も情報発信をされている例はあるものの、前者はABM/MDMの情報に、後者はアプリ開発にとどまってしまっている印象です。
今後ますます業務用アプリはカスタムAppに傾倒していくことになります。だからこそMDM/ABMの理解だけでは不十分ですし、Xcodeの理解だけでも足りません。開発から配布まで、両方の理解がなければまともなカスタムApp開発と運用はままならないからです。
そういうわけで、DevelopmentとDistributionの両方を発信するサイトとして今年も更新を続けてまいります。2024年もどうぞ宜しくお願いいたします。